スズマサ接骨院 | 日記 | 揺れるけど揺れません

先日、噂に聞いていた新幹線の車両振動計測を目撃しました。
旅客を乗せ実際に運行している新幹線の振動を、客車内の床に装置を置いて調べるものです。

目撃した時の測定員さんがプロで、真横のお客さんだけには小声で挨拶をして了解を得るのですが、近づいて来る時も去る時も完全に気配を消していて音もしません。
測定はある程度の時間が必要なようで、窓外の目標物を見ながら何か入力する以外は少し離れた場所で見守ります。この時も体幹が一切ぶれず、只々静かに見守ります。
圧巻だったのは降車する際、乗客に先を譲っていたのですが、この時のお辞儀と「ありがとうございました」がとても綺麗で、気持ち良いを超えて尊敬の域でした。

他の仕事もきっちりこなすんだろうなと思うのと同時に、柔道の「体捌き」や「礼」を教える者としても学ぶことが多い経験となりました。